博多の街に夏の訪れを告げる博多祇園山笠・・・。縁あって、この博多祇園山笠にカナウが参加させていただくことになりました。
七月十日の流舁きに始まり、翌日の祝儀山、他流舁と朝夕問わずにウォーミングアップ。
勇壮で豪快な博多の男たちのクライマックスが「追い山」なら、カナウにおける山笠のクライマックスは今日の「集団山見せ」です。
午後2時前に、御供所四区の東流の詰め所に到着・・・。サラシの上には水法被、下は締め込み一本といういでたち、カナウの表情はまだまだ余裕があるようです・・・。
詰め所から「集団山見せ」の出発点に向けて移動、しっかり先輩のお兄ちゃんたちが手をつないでサポートしてくれています。
さぁ、まもなく本番。舁き手の男集や、舁き山が通るのを待ち構えている聴衆で沿道は埋め尽くされています。
後ろから東流の舁き山が来ました。ほとばしる勢い水、重量1トンもの舁き山に男集も歯を食いしばって、山を押し博多の街を駆け抜けていきます。
カナウはというと、その圧倒的な光景に少し不安そうな表情を浮かべています・・・。
残念ながら少しグズってしまい、往路は断念。しかし、復路では今回お世話をしてくれた小学生のお兄ちゃんが、沿道にいたカナウに気付き、その手を取り一緒に引っ張って行ってくれました。
そこから、カナウも疾走。追いかけるわたしも合わせて疾走・・・、「追い山ならし」と異なり、比較的ゆっくりと進むときいていた「集団山見せ」ですが、結構なスピードです。
オイサッ!オイサッ!
無事、カナウは復路を走り切り、御供所四区の詰め所に到着。
よー、シャンシャン、まひとつしょ、シャンシャン、オイサ、シャシャンシャン・・・。
博多ならではの手締めです。わたくしも博多生まれ、博多育ちですが、山笠を目の前で見たのですが今回が初めてです。
多くの大人たちの勇ましい掛け声と緊張感、このような貴重な経験をカナウにはもっともっとさせてあげたいなと思っています。